整骨院を開業するのに柔道整復師の資格なんていらない?!

整骨院を開業するのに柔道整復師の資格なんていらない?!

最初に誤解がないようにお伝えしておきますが、整骨院を開業するためには柔道整復師の資格は法律上必要です。

問題はそこではなく、現在の主流になっている整骨院の多くが柔道整復師の資格を必要としない営業形態をとっていることです。

開業時に資格が必要なのに、施術内容が柔道整復師にしかできないことではありません。

つまり、

柔道整復師という資格が整骨院を開業するための切符でしかない

ということです。

そんな単なる開業権しか得られない資格にこれからの未来はありません。

その結果、これからの整骨院業界を端的に言ってしまえば、

柔道整復師は、「整骨院」という看板を出さずに保険を使った施術はしないほうが良い時代がくる

と言えます。

その理由は、「柔道整復師は怪しい」、「柔道整復師は不正をしている」という世間的なイメージが定着して行く可能性が高く、マイナスの評価を得てしまう可能性が高いからです。

国が本格的に療養費委任払い制度を実質的に形骸化させる方向性に動き始めています(『療養費委任払い制度が使い物にならなくなる日は近い』)。

また、マスメディアや、保険組合等の圧力により、近い将来に一般患者となりうる方々へ知識として定着が行われていきます。

すると、現状の整骨院業界のデフレ状態を考えれば、皆が自費治療を導入する方向性に進んでおり、今までの整骨院業務に関しては大手企業が行っていく形になってきています(『整骨院の経営は大手企業でないとやっていけない時代がくる』)。

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