整骨院経営は資金繰りとのたたかい
多くの整骨院は保険治療が大きな経営の柱になっています。
そのため、多くの柔道整復師が整骨院を開業して最初に困るのが資金繰りです。
保険治療をメインとした整骨院経営を開業した時、最初の半年間が最も収入を得ることが困難な時期です。
単純に立上げ当初からまとまった患者を集患することが難しいこともありますが(とは言え方法はあります)、その大きな原因を創っているものがあります。
それは
保険報酬が入るまでタイムラグがあること
です。
開業1~2ヶ月目に手に入る「現金」は、窓口負担分しかありません。
患者をたくさん施術したはずなのに、手元の現金がほとんどない・・・という状態を経験し、無理をしてやりくりした人だけが残っているのが整骨院業界です。
当然、計画的に行っている人もいらっしゃいますがかなりの少数派です。
そこで、このタイムラグを解消するための方法が用意されています。
それは、
保険請求代行業者や各協会を利用すること
です。
数パーセントの手数料をとられるものの、その月分の保険料をその月の売上として口座へ振り込んでくれます。
しかし、リスクがないわけではありません。
この方法は、代行する会社の倒産リスクが高く、あまり現実的ではなかったというのが実情です。
そのため、可能であれば開業する前から、あらかじめ計画的に進めておくことが最も有効的な手段であるのには変わりありません。
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