整骨院経営の神髄はリピート率を下げて売上が伸ばすこと
一般的に整骨院経営の肝は、「新規患者の開拓」と「リピート率の向上」だと言われています。
「新規顧客」と「リピート」については、飲食業を始めとしてサービス業全般で言われていることです。
「新規顧客」の開拓は間違いなく「整骨院店舗の経営」においても必要なことです。
しかし、「整骨院」といった患者の悩みを解決することが至上命題な店舗経営においてはリピートの概念が異なります。
つまり、
リピートが大切ではあるものの、リピート率を高めることは整骨院の本来の在り方とは逆行している
ということです。
整骨院の本来の役割は、
患者がリピートし続ける必要がないように、早急に治療または改善し、二度と通院しないようにしてあげること
です。
「口コミで元患者の友人が来る」、「既存の患者でも治った所とは別の部分を怪我したから来る」という状態は別として、患者をリピートさせることは整骨院の本来の在り方とは逆行しています。
それにも関わらず、
病院は薬の処方だけしてもらいに来る所で、整骨院はマッサージをしてもらいに来る所を業としている
のが現状です。
薬が治療薬なのであれば、症状を止めるだけではなく、根底から治せるものでなければなりません。
整骨院での保険を使ったマッサージ(?)も症状を緩和するのではなく、改善させるような効果がなくてはなりません。
それがなぜか、症状だけを止めたり、軽減したような気にすることだけでリピートさせるのは、治療家の在り方として如何なものなのでしょうか。
そしてこれからの整骨院経営を考えれば、単純にリピートさせることを考えると経営状況はジリ貧をたどるでしょう。
>次のページ:整骨院経営におけるリピートの概念は他の業界とは違う
ページ: 1 2