整骨院を生きるための手段に選ぶのは賢明とは言えない
整骨院を経営を生活の糧にするのはやめましょう。
その理由は、どんな業界にも言えることと整骨院業界の現状を考えれば見えてきます。
どんな業界であれ、生活をかけて仕事をすると必ずどこかで行き詰まります。
それは余裕がなくなってしまうからです。
整骨院業界で言えば、患者が来なかったら・・・診療報酬の減額が起こったら・・・など様々な悩みが増えます。
でも、余裕があればそんなこと思わずに仕事ができますよね。
仕事というのは本来、死に物狂いでやるものではありません。
自分も楽になり、周囲の人間も楽になるようにすることが仕事です。
楽とは肉体的な疲労の話ではなく精神的なストレスの話ですが。
この考え方は整骨院でも同じです。
さらに整骨院経営は「ビジネス」の観点から見ても賢い選択とは言えません。
業界の再編がこれから加速し、客単価もまだまだ下がります(『整骨院の経営は大手企業でないとやっていけない時代がくる』)。
そして国からの締め付けも強くなっていくことを考えれば、ビジネス的なメリットはほとんど残されていません(『これからの整骨院業界の5年後を予測する』)。
そんな業界に対して、わざわざ挑んでいこうとしているのに、「生きるため」の経営を続けていては苦しいだけで良いことはありません。