あなたのやりたかった整骨院はどうなったのですか? ~やりたい事からどんどん遠ざかる整骨院業界~

やりたいことから遠ざかる整骨院業界

自分の整骨院を開業する夢を持つ柔道整復師は非常に多いと思います。

男女比を見ると圧倒的に男性が多い資格だと思いますが、その男性の8割以上は開業志望ではないでしょうか。

女性は整形外科勤務などが人気でしょうか。

しかし男であれ女あでれ、開業しようという方は、様々な夢や目標を持っていると思います。

しかしまだ雇われている時は、その夢や目標を持ち続けることができても、実際に開業すると、「経営者」という立場になると、その夢を継続することが難しくなってきます。

経営者になれば、収入、支出の計画をしっかり立て、見込み試算を行い、どのように院を継続してやっていくのかということを考えていく必要がでてきます。

税金の計算もしなくてはなりません。

また事業を発展させるためのお金の使い道も考えていかなくてはなりません。

従業員を雇用すればその従業員の生活も背負うことになります。

このような状態になった時、仮に黒字経営をしていても、「開業する時の夢はなんだったんだろうか?」とふと考える時がきます。

軌道修正させるベストな方法

きっとあなたは開業当時、以下のように思っていたのではないでしょうか。

・「怪我をしている人を減らしたい」
・「骨折や脱臼をしっかり治したい」
・「外傷がたくさん来る整骨院を作るぞ!」

そんな目標や夢をもって開業したのではないでしょうか。

それなのに「経営」という文字が先にきてしまってはいないでしょうか。

しっかりと経営をしながら自分のやりたいようにできている先生ももちろんいます。

しかし、「保険のきくマッサージ屋さん」というイメージが植え付けられている業界で、やればやるほど「やりたいこと」を見つけるのは困難なことかもしれません。

また収入を国という第三者に依存せざるおえないこともこの業種のデメリットです。

皆さんはメリットととらえがちですが私はデメリットだと考えます。

それはそうでしょう。

国の方針が変わった瞬間収入は激減するということで自分でコントロールすることはできません。

さて、夢を描いた整骨院とはかけ離れてしまっては、それはちっとも面白くはありませんし、やりがい、生き甲斐は感じられないでしょう。

そんな時に最適なオススメの方法というのがあります。

それは

「整骨院店舗の事業売却」

です。

黒字で経営しているのにもかかわらず、生き甲斐が感じられないのであれば「事業売却」で得たキャッシュを元手にもう一度スタートしましょう。

私はこれを勧めます!実際に自分がしてきた道なのですから(笑)

やりたいことから遠ざかってしまった先生にはとても良い選択手段だと思います。

そして、開業前の方は、ファーストステップとして「事業売却を目的とした整骨院」を開業することもおススメです。

その過程で、自分の技術を高め、次のステップへの布石とするのです。

夢がもてなくなった業界にしているのは自分たちの責任ですが、それを変えていくことができるのも私たち「柔道整復師」です。

一緒にもっと夢がもてる業界に変えていきましょう!