利益が出ている時が売り時ですよ。 ~整骨院の事業売却のススメ~

利益が出ていないのに売れるワケありません

整骨院の売却で一番のメリットが出る場合というのは、

利益が出ている状態で売却すること

です。

「何言ってるんだ!利益が出ていれば売るわけないではないか!」

といった声が聞こえてきそうですが、少し最後まで読んでみてください。

まず、大前提に利益が出なくなってから売るほど馬鹿げた話はありません

利益が出ないものを誰が欲しがるというのでしょうか?

自分本位の考え方で他人のことを一切考えない、毎日馬車馬のように働き続けることしか能がない人が言うセリフです。

そういった方に限って、売却の直前になって、

「なんでこんな価格でしか売れないんだ・・・。」

となるものの売却するしかないので、買いたたかれてしまってオワリ・・・ということになります。

利益が出ている時が売りどきな理由

まず、かなりショッキングな質問があります。

整骨院の経営が好きな人はいますか?

私は、正直好きではありませんでした。決して施術していることが嫌いなわけではありません。

もちろん、治らないと言われていた患者様を、施術によって治した時の喜びは他にありません。

しかし、こと「経営」となると話は別でした。

諸々の悩みポイントについては、皆様に語るべくもないと思いますので割愛します。

そのことに気づくのは整骨院を経営してからだと思います。

「経営」をしていることで施術することまで苦痛になる瞬間はないでしょうか?

本来思い描いていた経営になっているでしょうか?

決して金銭的に儲かっている、いないの話ではありません。

そんなときは何も延長線上で考える必要もありません。

一度リセット(といっても手元資金が生まれる)した上で、再スタートを切る方が賢明だったりします。

整骨院ってビジネスモデル的にはどうなの?

そして、整骨院という業態は、基本的に人と箱の大きさで売り上げが決まる商売です。

つまりは施術できるスタッフを増やしていくビジネスで、常にそこには人を雇うリスクというのが存在しています。

事業を拡大させていきたいのであれば、この手段は決して得策とは言えません。

よっぽど整骨院の経営が好きだというのであれば、続けていくべきとは思いますが、ビジネスとして捉えるのであれば、人をベースにした商売を展開するのは不確定要素が多すぎます。

また、自費型の治療を取り入れたらいいんだ、という考え方もあるとは思いますが、そもそも自費型の治療で経営が成り立つのであれば、保険に頼らない自費型の治療院を展開するべきです。

(『自費治療導入はだいたい失敗に終わります ~普通にすることのススメ~』)

これらを考えていくと、整骨院経営を続けていくべき人というのは、

整骨院の経営が好きな人だけ

ということになります。

それぐらい単純に売上ベースで考えたいわゆる整骨院経営というのは、市場規模的にリスクが高くなっています。

簡単に言えば、整骨院の数が多すぎます。

一つの整骨院を成功させたのであれば、もう一つ整骨院を作ってもほぼ成功させられます。

が、しかしその分関わる人というが増えることを忘れてはなりません。

そんな時に、自分には固有の特殊な技術をもっていたり、他の事業展開も考えている先生であれば、利益がある状態で売却してしまい、その資金を元に事業展開や(保険に一切頼らない)新設店舗を開業することがおススメです。

ちなみに、ここで一つ気をつけなければならないことは、

一人で整骨院を切り盛りしている先生

の場合は売ってしまってはいけません。

スタッフを抱えており、自分一人が院を離れたとしても、現状の売り上げを維持することができる状態にある整骨院でなければメリットはありません。

整骨院売却で一番売却益が上がる方法、リスクを最小限にして売却したい、と思われている先生や、オーナーさんは是非ご相談いただければと思います。

今の売却したい整骨院の状態をお聞きした上で、それに伴って一番最大限メリットが出るような案を提案することができます。

スタッフの教育が必要であれば、スタッフ教育を行うことも可能ですし、立て直しの段階からのコンサルティングまで弊社は行うことが可能です。

整骨院事業はまだまだメリットを生み出すことができる事業でもあります。

整骨院を立ち上げるノウハウはないけれど、事業性を考えるおと整骨院を展開していきたいと考えている企業はたくさんあります。

あなたは整骨院経営が好きですか?