整骨院業界から本物の治療家が減っている理由
私は職業柄、神がかり的な施術技術をもっている治療家と話す機会が多いのですが、そういった本物の治療家と会うたびに感じることがあります。
それは
整骨院業界から本物の技術をもった治療家が激減していること
です。
これは言い換えれば、
施術といって内容はマッサージをしているだけなのに技術を持っていると思っている人が溢れかえっていること
を意味しています。
そして、そういった人に限っていう必ず言う言葉があります。
それは
技術はあるのに(業界が悪いから)患者が来ない
というものです。
しかしこれだけははっきり言えます。
それは
技術があるのに患者が来ないことはありえない
ということです。
つまり、本物技術があれば患者はきます。
患者が来ないのであればそれは本物の技術ではないだけです。
しかし、この実情を深堀していけば、ある事実に行き着きます。
それは
そもそも昔から本物の技術なんて持っている人はほとんどいない
ということです。
単純に、整骨院業界はライバルの存在が少なく、国の制度によって守られてきただけで、今ではライバルが増え、国の方針が変わったことにより受け皿が減っているだけに過ぎません。
つまり、
ようやく整骨院業界に潜んでいた問題が顕在化しただけ
です。
本物の治療家が減ったわけではなく、減ったように感じているだけです。
そう考えていくと現状を生み出していることに納得がいきます。