整骨院がやっている不正請求のやり方一覧
整骨院業界には不正請求が蔓延しています。
さらにそれらの不正が次々と明るみになってきています(『またまた整骨院の不正請求が報道されました。。。』)。
多くの整骨院経営者は、「この程度なら皆がやっていることだから大丈夫だろう・・・」と思われているかもしれませんが、それは「今」の状態においてだけであることを理解しているでしょうか。
そもそも、「不正」という感覚すら忘れてしまっている人もいるかもしれません。
しかし、国も損保会社も保険協会も、レセプトの項目を見ただけで不正をしているかどうかなんて見破ることができます。
むしろブラックリストも既に存在しています。
後は、その不正をどれだけ取り締まるか、どのタイミングで取り締まるのかという問題だけです。
今回の記事では、そんな不正請求の一覧をお伝えしたいと思いますが、決して不正を助長するためのものではなく、ここに掲載されている内容に関しては、既に店舗ベースでバレているということを理解してもらえるように記しています。
『整骨院の不正請求・水増請求は損保会社も国の機関も知っている。』
普通に経営していては、状況が思わしくないと言われている整骨院業界ではありますが、不正なんてしなくても売上を上げる方法はあります(『整骨院経営において不正をせずに売上を上げるには ~不正請求が規制強化される日は近い~』)。
それどころか、これからの発展の可能性がある部分も存在しています(『整骨院店舗の事業売却(M&A)が柔道整復師の明るい未来を創る』)。
不正なんてせずにまっとうに柔道整復師としてのプライドをもって整骨院業界をともに盛り上げていきましょう。
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慢性疾患、疲労性疾患、不定愁訴、どんな症状に対しても「捻挫、打撲、挫傷」などの保険病名を付けて保険請求。
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実際には1部位しか施術していなくても保険請求は2~4部位で請求。
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通院日数を水増しして保険請求。
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3ヶ月前後で治療患部を別の患部に転がして延々と保険請求。
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親族や友人から保険証を借りて実際に治療していなくても保険請求。
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常連患者に保険で安く診るかわりに頻回に通院した事にしてと交渉してくる。
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領収書を発行しない。領収書の発行義務化(2010年9月より義務化になりました)
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接骨院(整骨院)で保険請求して鍼灸治療、耳つぼダイエット、美顔・小顔エステ、カイロ、トレーナー、酸素カプセル、脳卒中後のリハビリ・・・etcをオプションとして格安に行っている。
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患者を待たせない為にマッサージ要員として人件費の安い無資格者や素人、学生を大量に雇用。
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自賠責保険、労災保険、傷害保険の患者には「あなたにも金銭が入るから頻回に通院した事にしましょう」と交渉する。
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保険者から文書、電話で問い合わせがあった場合は必ず当院に連絡して下さい。
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不正請求する為の患者獲得の為にスポーツ団体、クラブチーム、地域活動にやたらと顔を出す。
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他院との競争に負けないようにサービスを重点し周辺価格調査、マッサージ時間を長くしたり、車で患者送迎をする。