RICE療法とアイスマン
アイスマンにならないために自分の治療技術を向上させましょう。
RICE療法というものがあります。
RICE療法の基本は、安静、アイシング、圧迫、挙上です。
打撲をしたり、捻挫などをしたりすると決まって炎症症状が発生します。
この炎症を緩和、または消失させる目的で科学的な局面から立証された療法です。
数々の医療機関、整骨院や鍼灸院、スポーツ現場などでもよく行われている定番です。
しかし、よく考えてみて欲しいことがあります。
そもそも炎症症状とは、
治癒させるための体の反応
です。
腫れる、痛い、内出血なども、すべては体がその痛めたところを治そうとする行為です。
これを物理的に抑えてしまうことは
治癒を遅らせる、治癒させないようにしている行為
だと思うのは私だけでしょうか?
実際に、これらの冷やす、安静、圧迫するなどの処置をしなくとも痛みを取り腫れを抑えることができる処置ができるのであればその方がいいに越したことはありません。
コンタクトスポーツでも、蹴られたり、殴られたりすることでの腫れに対して熱めのお湯をかけるという種目もあるそうです。
彼らは痛めた際のRICE療法には疑問を持ち、「治りが遅くなり重くなり慢性化する」と言っています。
このように、RICEが悪いRICEが良いという話ではなく、実際に体の機能、実際のスポーツ選手の意見を加味した上で考えた時に、
RICEが100%正しいと思って、処置をすることは非常に怖いこと
だなと思います。
アイスマンにならないために、RICEを行わずしても、腫れを抑えたり、痛みをとったりできる手技療法を習得してしまえば、確実な治癒の促進、今までにないほどの施術効果も期待できそうです。
やはり、アイスマンなら柔道整復師でなくてもできてしまいますしね。
初心を思い出せば、何らかの治療をしたくて柔道整復師になった人が多いと思います。
その初心があるのに、アイスマンで終わってしまっていいのでしょうか。