自費治療型の整骨院だけが選択肢ではありません。 ~整骨院店舗を事業売却するという考え方~

自費移行はだいたいうまく行かない

ここ近年の整骨院事業の動きは、自費メニューの取り入れ、物販導入、薬局併設、介護事業への参入などなどが行われています。

完全に経営することに意識がいっている状況です。

しかし、一度考えて頂きたいことがあります。

整骨院を始めた時にやりたかったことはなんでしょうか? 柔道整復師、鍼灸師の資格を取った時にほんとうにやりたかったことはなんでしょうか?

介護事業に参入することだったでしょうか? 物販をしたかったのでしょうか? それとも薬局?

違うと思います。

多くの方々は何らかのスポーツに携わってきた方が多く、自分も怪我や故障を経験した方も少なくないはずです。

私が、接していて多くの方に感じることは、

資格と取得したころは、人の体を自分の手をつかって治すこと

が目標だった人がほとんどだったと思います。

違うでしょうか?

それがいつしか、経営的なことを覚え、自費型のメニューを揃えて、売上をあげようと必死になったりしていないでしょうか。

そして自費型の治療院というのはだいたい上手くいきません。(『自費治療導入はだいたい失敗に終わります ~普通にすることのススメ~』)

そもそも自費型のメニューで経営が成り立つのであれば、保険を取り扱う必要はありません。

そして、整骨院としてまわらないところがそんなに簡単に他のメニューを導入してうまくいくことはありません。

金銭的にうまくいっても、時間が同じようになくなっていきます。

そんな時には先ほどの質問に立ち戻ってほしいと思います。

整骨院を始めた時にやりたかったことはなんでしょうか? 柔道整復師、鍼灸師の資格を取った時にほんとうにやりたかったことはなんでしょうか?

事業売却をしてプラスの状態でリセットする

先ほどの質問に、「患者としっかり向き合い治していきたいというのが本当の始まりだった」と思うのであれば、私は「事業売却」という考え方をおススメします。

しかし、皆さんがイメージするただの「売却」とは違います。

売却した利益によって、一番やりたい形の治療院を作り、運転資金をしっかり蓄えている状態での開院なので患者集めに必死にならなくてもいい状態での再オープンです。

この時は保険治療は一切行わず、自分のスキルに自信を持って自費のみで勝負できる状態を作り上げることがおススメです。

整骨院業界に携わっている多くの先生、オーナー様のほとんどが「売却」に対して抱くイメージは、院が立ち行かなくなった時の選択肢のイメージが強いと思います。

しかし、ここでいう所の「事業売却」とは、整骨院を「黒字」の状態で売却することが必須です。

さらに言えば、月に100万以上の純利益が出るような経営をすることです。

これさえできてしまえば、買い手はすぐに見つかりますし、その後の思い描く治療院が軌道に乗るまでの運転資金も十分に確保することができます。

「どうしたら売上をあげられるか」、「利益を維持し続けることができるか」を1年も2年も続けるのではなく、確実に売上が上がることを短期間集中して行った方が効率的です。

そこで半月ほど純利益100万円以上を維持したタイミングで売却です。

赤字経営であれば黒字化する、純利益が少なければ増加を図る。

そういったテコ入れを必ず行ってから売却の方法を考えることが事業売却(M&A)を成功させる唯一の方法です。

誰もがお荷物のような店舗は欲しがりません。

買ってすぐ収益となる店舗がメインで取引されていることは今でもありません。

そうであれば直ちに収益のある物件に変化させていかなければいけないのだと思います。

「利益が出ている状態で何故売却しなければならなにのか」と思われた方は、あまり利益が残っていない方だと思います。

そのような方にこを、一度聞いて頂きたいノウハウが、「10坪ベッド4床 5年で粗利1億円を稼ぐ方法」なんです。

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