あなたは一生できると思っているのですか?
ここ近年、柔道整復師になった先生、また専門学校や大学に通って国家資格取得に向け日々勉強されている方々が、これから先20〜40年この業界一本で食べていけると思っているのでしょうか。
「手に職があれば大丈夫」
この神話はすでに崩壊しています。
それは、整骨院・接骨院・治療院・鍼灸院のコンビニ以上の乱立、柔道整復師の激しい増加、療養費の減額などの理由から、明るい兆しというのはまったく見えません。
人口ピラミッドを見ても若手へのさまざまな負担が相当な金額になってきています。
医療費の問題や高齢者の占める割合を照らし合わせても、われわれ柔道整復師に支払われる、お金の配分は取り合いになっているのが現実です。
つまりは患者も取り合いとなっていると言うことです。患者の取り合いこそが、そのまま療養費の取り合いになっていることが切実に問題です。
これは柔道整復師の生活に直結します。
患者様を奪い合うということは、生死をかけているといっても過言ではありません。
易々と手に職をつけたぐらいで柔道整復師が生き残っていける業界ではなくなっています。
普通にやったら無理なら・・・
このようなパイの奪い合い状態になった時、人間は様々な手を使い、自分が沢山の取り分が得られるように頭を働かせるようになります。
これが純粋に患者を治癒させるための技術であり、患者のためのサービスの追加であったりという形で現れるのであればそれはとても望ましいことだと思います。
しかし、大半の方が行ってしまうことが、
「不正請求」
です。
患者様への奪い合いを考えてしまうことが、「不正請求」の温床になっていることは間違いありません。
年間の療養費の中で、支払いが確実にできるように、整骨院の数も整理する、柔道整復師の数も整理するなどの対策をして、奪い合い、取り合いが起こらない状態をすることが非常に重要ではないかと思います。
どうしても世の中の療養費の部分というのは決まっています。
なかなかこれから先は増やすことは難しいでしょう。
その中で、整骨院、柔道整復師が増え続けることは、首を絞めているのと同様です。
この業界がこのまま進むことは、いつかは破綻を招くと思っているのは私だけでしょうか。
そのために必要なことな何なのか、をお伝えしていきたいと思います。