整骨院の事業売却(M&A)で一番大切にしなければならないこと
整骨院店舗を事業売却(M&A)することが、これからの整骨院経営において非常に大きなウェイトを占めるようになってきました。
さて、そんな整骨院店舗の事業売却(M&A)時において、最も大切にしなければならないことの一つはなんでしょうか。
それは、
関係者にすべて正直に話すこと
です。
細かく言うとたくさんあるのですが、「正直であること」が最も大切なことです。
来患者数や1日の売上、従業員のモチベーションから従業員の給与体系や雇用条件まですべて嘘をついてはいけません。
また従業員の事業売却後の去就についてもヒヤリングしておかなければなりませんし、買い手に包み隠さず伝える必要があります。
間違っても、高く売りたいがために、売り上げを高く伝えたりしないことです。
売却後必ず分かってしまうことです。
そして、事業売却時に最も問題になる部分です。
事業売却(M&A)後の関係性の方が大切
事業売却(M&A)は「買い手」、「売り手」が協力して進めていく必要があります。
どちらかが協力的でなかったらうまく進むことはありません。
逆に言えば、相手に「正直さ」、「誠実さ」を感じなければ、いくら条件が揃っていようとも辞めるべきです。
大半は「売りたい」と「買いたい」をマッチングするだけで取引は完了するため、取引自体は難しくはありません。
しかし、取引を完了させるだけが全てではありません。
事業売却(M&A)後のお互いの関係も、その後の人生にはとても貴重な財産とする必要があります。
「事業譲渡」の意向が「売り手」より来た際には、できる限り「マネタイズ」できるようにアドバイスしています。
売上がなるべく高くないと(正確には利益)、事業売却における譲渡額が下がってしまいます。
しかし、売上が伸びなかったのであれば、それは仕方の無いことなので、正直に相手に伝えましょう。
正直に話すことで買い手側の協力体制もより強くなります。
基本的に、現状の整骨院経営を考えれば、事業売却(M&A)にはメリットしかありません。
現状をしっかりと正直に話し、相手も正直に話してくれる相手と取引を進めるようにしましょう。
整骨院業界の事業売却(M&A)の流れはとまらない?!
実は知られていないかもしれませんが、整骨院店舗における事業売却(M&A)は頻繁に行われていることです。
しかし、数十店舗規模のものが多く、馴染みがないのでしょう。
今後は整骨院は居抜き売却ではなく、大手へ事業売却をしていく時代に変わってきます。
整骨院の雇用制度などの実際を考えていくと現在の構図には無理があります。
それらを解消する為にも、資金力のある企業に経営を委ねるという方向性は加速してきます。
保険治療から自費治療のメニューに業界が変わっていくことも「柔道整復師」の本質を考えれば、当然の流れだと言えます。
しかし、その変化のために、現状をベースとした整骨院から移行していくという考え方は適切ではありません。
一度、保険治療の整骨院は事業売却した上で、自分自身の思い描く、完全自費治療型の治療院を開業するというのが最も適切な方法です。
それなりの売上を健全に行っている整骨院であれば1.000~3.000万円/店舗ぐらいのキャッシュと無限の可能性が得られます。
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