整骨院経営の実情
では、現在の整骨院業界の実情はどうなっているのでしょうか。
まず第一にあげられることは、
整骨院事業は既に飽和状態になっている
ということです。
整骨院店舗が乱立し、東京の郊外の駅近くに至っては10m間隔で整骨院が存在しています。
さらに輪をかけて
整形外科が一般的なものとなったこと
が整骨院業界不況の要因になっています。
その結果、全体の患者数が減少している中で店舗が飽和している状態で変わらないため、小さなマーケットの中で患者(シェア)の奪い合いをしている状況です。
そしてこの傾向は、整形外科への患者流出と資格保有者の増加が止まらないことを考えると、増々強くなっていきます。
これをビジネス的な観点で見ていくと、マーケット的には終焉に向かっていると捉えられます。
こんなマーケットではよほどのカリスマ性がなければ経営をしていくことは難しいでしょう。
さらに整骨院業界は経営の基盤を保険に頼っているため、国の意向によって簡単に屋台骨がゆらいでしまいます。
実際に保険請求を行う環境が厳しくなっていっていることを考えれば、整骨院という業界は増々厳しくなっていくことは誰でも予想がつくことです。