整骨院経営を本気で続けたければ規模を縮小せよ
一口に整骨院経営といっても様々な形態が存在します。
大きな箱で行うもの、小さな箱で行うもの、自費をメインとするものから、外傷や怪我専門とするものなど様々です。
今や整骨院とは何をやってもらえる場所なのか良い意味でも悪い意味でも分からなくなっています。
また、地域によっても流行る形は異なってきています。
そんな中で、これからの日本市場や整骨院業界を考えて行くと成功し続ける最も大切な要因があります。
それは、
自費をメインとした小規模な整骨院
です。
そもそも整骨院の経営はビジネス的に言って費用対効果の良い業界とは言えません。
またここに来て、療養費の削減圧力と店舗数が市場飽和してしまったことを考えれば「自費をメインとした小規模」な整骨院が生き残る方向性であることは間違いありません。
自費によって、単価を高く保ち、施術時間を短くしながら集客を行うことが適正でしょう。
しかし、冷静になって考えれば整骨院の経営は 「自費をメインとした小規模」な経営がやりやすい業界です。
時代の流れとともに様々なサービスが付加されていますが、元を正せば腕一本で成り立たせることができる業界です。
お客様(患者)も業界が成熟してきているので側(内装や機械)だけで判断することはありません。
本当に効果があれば生き残り、効果がなければ消えていくというシンプルな形になるだけです。
そのためには、現在の整骨院の経営規模は大きすぎます。
これからの整骨院業界の激動な時代を、乗り切っていくためには、整骨院の規模を縮小し、小さく強い経営が必要になります。
縮小の過程で苦渋の決断をしなければならないことも出てくるでしょう(『本気で整骨院経営を続けたければ従業員を解雇せよ』)。
それでも尚、これからの整骨院業界を考えれば、事業転換は急務です。
そんな事業転換の際に最もおススメな方法は、事業売却(M&A)です。
現在の整骨院店舗を事業売却(M&A)し、事業売却益を得た上で、完全自費型の治療院を小さく創ることをおススメします。