雇用はだいたい計画通りにいかない
患者様が増えてきて、一人では全員を診ることができなくなってくると、従業員を雇用することを考えられると思います。
従業員を雇うとなると、さらに多くの患者様を診察することができるようになるので、どんどん整骨院の売り上げも伸びて、収益も伸びて・・・
と考えがちですが、経験のある方であればご存じのとおり、まったく計画通りにいきません。
これなら雇用する前に対策をたてたおけばよかった・・・なんてことがざらに存在しています。
そこで、本日は、従業員を雇用することで発生するメリットとデメリット(リスク)について記していこうと思います。
まず、大前提で意識としてもっておかないといけいないことがあります。
雇用することのデメリット(リスク)
雇用をするということは、
その従業員の生活を背負い、家族がいれば家族の生活をも背負うということ
です。
それだけ、責任重大なことをするということを忘れてはなりません。
売り上げがたとうがたたなかろうが、給与は絶対支払わなくてはなりません。
そして、給与以外にも、その従業員の社会的な保証のために様々なお金がかかります。
単純に給与しか発生しないと思っているのでしたら大間違いです。
これらを適切に行った時、整骨院という事業形態で生み出すことができる雇用はほとんどないと考えた方が無難と言えます。
雇用することのメリット
次に雇用した上でのメリットです。
考えうるメリットとしては、
・患者様へのマンネリの防止
・2人体勢で患者様に対応することができること
・1人あたりの負担が軽減するということ
・自分にはつかない患者様の層がつくようになること
などがあげられます。
お気づきかと思いますが、経営的に楽になる項目は含まれていません。
単純に売り上げはあがるとは思いますが、そこまで利益に還元されることがないためです。
それでも利益を出そうと思えば、従業員の待遇を悪くすることです。
とはいえ、経営される方によって従業員の雇用は形態が様々なので一概には言えませんが、可能な限り双方に大きなメリットが出るようにすることをおススメします。
なぜなら、オーナーが関係性が良好だと思っていたとしても、従業員が同じく思っているとは限りません。
もっというならどれだけやっても中々満足するということはないでしょう。
つまり、雇用が継続されないということです。
そのため雇用するのであれば、できる限りの働きやすい環境を作る努力を怠らないようにしなければいけません。
院内勉強会などのセミナー、施術の勉強、開業後必要な様々な専門家を呼んでの勉強会など、一工夫も二工夫もしなければ従業員は定着しません。
通常の企業の従業員とは異なり技術を持った方々なので簡単に雇用を継続することはできません。
このように考えていくと、実は経営的なことを考えると、実は利益をそこまで生み出すものではないことに気づくはずです。
雇用しながら利益を追求するカタチ
では、結果的にどのようなことが残っていくのかというと
雇用していくことでの人間関係
ぐらいしかありません。
「ぐらいしか」と記しはしましたが、一番大切なことであることは間違いありません。
金銭では変えられない最大の利益を得ることができます。
しかし、利益を追求していくことが目的で雇用をしていくのであれば、技術集団である整骨院・接骨院・治療院・鍼灸院などでは、あまり経営的なセンスがあるとは言えません。
雇用していくのであれば、2~3年ぐらいで辞めていくことを覚悟し、独立開業を後押ししてあげるぐらいの気概が必要だと思います。
とはいえ、雇用しながらも、利益を最大化する方法がないわけでもありません。
その方法をまとめたノウハウこそが、「10坪ベット4床 5年で粗利1億円を稼ぐ方法」です。
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