整骨院が交通事故での自賠責患者を増やす方法
整骨院経営のキーポイントになる、「交通事故」での自賠責患者はどのように集患すればいいのでしょうか。
そのためには、まず事故患者様が来院される経緯をみていきましょう。
1.交通事故が発生する
2.加害者、被害者が確定する
3.加害者が加入している保険によって保険会社が実質の加害者扱いとなる
4.被害者に対して慰謝料などを保険会社が支払っていく
というような流れになっています。
この流れを見れば、自然と被害者をどうやって整骨院に集患すればいいのか焦点が見えてきます。
事故が起こりそうな場所にスタンバイをし、事故が起きたら「是非うちで治療してください!」と営業をかけるといいのでしょうか。
これでは被害者から反感を得ることは当たり前でしょう。
しかし、そんなことが発生する確率はほとんどありません。予言できるのであれば別の仕事をした方がいいでしょう。
まず私が王道的に自賠責保険の患者様を増やす方法は一つしかありません。
それは、
「損保会社からの紹介」
です。
整骨院が交通事故での自賠責保険の損保会社からの紹介を増やすために必要なこと
損保会社というのは自賠責保険のやり取りの上では、加害者の扱いとなります。
被害者にしっかり対応する義務があります。
つまり、被害者の「不調」を取り除くアドバイスなどはしてあげるべきことです。
このアドバイスとは
しっかりと治療ができる治療院を教えてあげること
です。
ただ、損保会社もそんなに簡単には紹介などしません。
それは
この整骨院業界に不正が蔓延していることを知っているから
です。
可能性があるので損保会社側からすると注意しなければなりません。
なんと、損保会社の中に不正をしている整骨院のブラックリストがあるほどです。
不正なんていうのはある程度データを読む知識があればばれてしまいます。刑事事件にしていないだけです。
整骨院は「事故患者様を集患したい」、損保会社は「被害者に治療してほしいけど不正が怖い」という葛藤が繰り広げられているわけです。
整骨院と損保会社との間に溝ができてしまっています。
整骨院と損保会社の溝を埋める方法
しかし、この解決方法は簡単な話です。
それは、
整骨院が健全化すればいい話
ではないのでしょうか。
健全化したことで損保会社の信頼を獲得し、毎月5名ほどだった事故患者が月間35名ほどになった整骨院があります。
これは一例ですが、他にも、倍になるなんてザラな話で、損保会社一括のお願いが直接来たりなど、目に見えて変化が出てきます。
さすがに損保会社とまったく接点のない、事故患者が全く来院されない整骨院の場合は時間がかかってしまいます。
しかし、現在1人でも事故患者様が来院されていれば必ず増えてくる方法です。
それが整骨院を健全化することです。
一時的なところをしのげば、あとは健全化して事故患者が増え、メリットしかありません。
このまま不正を続けて整骨院を経営していく末路について考えたことはありますか?
一時的に少し耐えれば、同じ収益が健全な経営をしながら得られるのであれば、選択の余地はないのではないでしょうか。
さらに健全化された整骨院を作り上げることができれば、さらなる展開が望めます。
それは、整骨院の事業売却(M&A)によってさらなる高みへと行く方法です。
整骨院業界のM&Aの流れはとまらない?!
整骨院経営でも同様でM&Aは頻繁に行われていることです。
しかし、数十店舗規模のものが多く、馴染みがないというのが実情です。
今後は整骨院は居抜き売却ではなく、大手への事業売却をしていく時代に変わってきます。
整骨院の雇用制度などの実際を考えていくと現在の構図には無理があります。
それらを解消する為にも、資金力のある企業に経営を委ねるという方向性は加速してきます。
保険治療から自費治療のメニューに業界が変わっていくことも「柔道整復師」の本質を考えれば、当然の流れだと言えます。
しかし、その変化のために、現状をベースとした整骨院から移行していくという考え方は適切ではありません。
一度、保険治療の整骨院は事業売却した上で、自分自身の思い描く、完全自費治療型の治療院を開業するというのが最も適切な方法です。
それなりの売上を健全に行っている整骨院であれば3000万円/店舗ぐらいのキャッシュと無限の可能性が得られます。
整骨院のM&Aについて詳しく知りたい方は弊社LINEアカウントまでご連絡ください。