整骨院経営者は技術がある人ほどマーケティングが必要

整骨院経営者は技術がある人ほどマーケティングが必要

今までもこれからも「職人」と呼ばれる人が世の中には必要不可欠だと思っています。

整骨院事業を行う柔道整復師、鍼灸院を開設している鍼灸師だけではなく、大工さん、靴職人、バット職人、グラブ職人、医師、セラピスト・・・などといった職業はとても大切な職業です。

こういった職業の人たちは、頭で理解したことだけではなく、体が時間をかけて知っていることを提供できる職業です。

そのため明日、明後日できるようになる仕事ではありません。

何年も何年も修行をするかのように技術を習得し、その後も日々勉強しながら、終わりのない答え探しを続けていくことが求められる職業です。

では柔道整復師や鍼灸師で具体的に考えてみましょう。

我々は、人の体に触れ、人の不調の改善に関与するためには感覚部分が最も大切になってきます。

骨折や、脱臼の整復も患者にどれだけ負担がないように、治すことができるのかは人それぞれ異なってくることなので感覚が大切になってきます。

そのための技術は、医師でさえ真似できないほど素晴らしい技術です。

しかし、現代ではあらゆる情報が溢れかえり、患者は何を選択すればいいのか悩ましいほど情報が存在しています。

少し調べれば、一つの情報に対して全く正反対の情報が出てくる世の中です。

それにも関わらず、正しい情報や正しい技術を持っている人が情報発信していない業界こそが整骨院業界です。

その結果が、整骨院業界自体の低迷を生み、今や何をしてもらえるところなのかさえ患者は理解していません。

ひどいケースでは、整骨院を保険が使えるマッサージ屋さんだと認識しています。

そんな現状を変えるためにも、素晴らしい技術や情報を埋没させないためにも、技術をもった人であればあるほど情報発信が大切になってきます。

そしてそれらの情報を発信するためには、マーケティングを勉強し、より適切に、より効率的に情報が伝えられるようにしなければなりません。

職人と呼ばれる人はマーケティングが苦手な人が多く、人任せになってしまっている人が多い傾向にあります。

しかしこれからの世の中では、

技術力がありマーケティングができる人間

が生き残っていく時代です。

これは一人の人間には抗えない事実なので、整骨院を経営していく上ではどうしても必要なことです。

柔道整復師は人間の体に触れる仕事です。

そのため患者も下手な触られ方をされたくはありません。

だからこそ、案内方法、伝え方、集客方法が適切であることは、双方にとって大きなメリットを生みだします。

柔道整復師が適切なマーケティングができるようになれば整骨院業界は大きく変わるでしょう。