整骨院経営者であれば事業展開と税金の関係を理解せよ
経営者であればどんな業種であれ大切なことですが、整骨院経営者にとってはとりわけ大切なことがあります。
さらに、個人事業主で整骨院を経営してる柔道整復師で、法人化をする前、または分院を開業する前に知っておかなければならないことです。
それは、
節税をしながら借入をして分院を出せば、必ず5年前後で倒産の危機に陥る
ということです。
節税のどこがいけないんだ・・・と思われたかもしれませんが、理由を詳しく説明していきたいと思います。
経営者であれば誰しもが税金を支払いたくないものです。
私も当然ながらその中の一人です。
しかし、節税を過剰に行うことには危険性がつきものであることを忘れてはいけません。
その危険性とは
現金がたまらないこと
です。
現金がたまらないところに借入をするとどうなるでしょうか。
借入の返済は経費になりません。
そんため、返済金額は単なるキャッシュアウトを意味しています。
そんな中で仮に、事業が右肩下がりになったとしましょう。
事業が拡大すれば、それだけ経費も大きくなります。
しかし、突然のことで現金がありません。
すると返済が困難になり債務超過に陥ります。
当然ながら分院が赤字を垂れ流していると経営は立ち行かなくなります。
つまり、うまく行ってもうまく行かなくても倒産の危機が待っています。
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