整骨院を開業するということは「経営者」になるということ

整骨院を開業するということは「経営者」になるということ

整骨院を開業したいと思う「柔道整復師」は、たくさんいらっしゃると思います。

「夢」があり、「目標」があってこの整骨院業界に入り、その「ゴール」である開業を目指しています。

しかし、

「独立して開業するということ」と「自分のやりたいようにできるということ」と思っているのであれば間違い

のような気がします。

「開業」が「ゴール」であれば間違いなく「失敗」します。

独立して「整骨院」を開業したと同時に「経営者」になります。

「何を当たり前のことをいっているんだ」と怒られそうですが、意外と理解していない人が多いのが現実です。

基本的に「経営者」になったら、自分のやりたいようにはできなくなるものです。

具体的な所で言えば、 金銭的な計算や、税金を含むことなど、雇われ時代にはなかった雑務が増えます。

特に日本人は「金融リテラシー」が乏しいと言われます。

サラリーマンをしていれば自分の税金の計算などしませんし、どのように計算されて、どのような経路を経て、どこに消費されているかなど、大半のことを知りません。

しかしながら「整骨院を経営する」とは、「税金」などの付帯して対応しなければいけないことが大量に発生します。

さらに、

事業には「立上げ期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期」という大きな流れが存在し、その流れを把握しながら、次の一手を常に考え続けなければいけない

のが経営者の仕事です。

一つの事業を永続的に反映させることは不可能です。

それは自然の摂理に反しているからです。

長短あれど、必ず衰退を迎える日がやってきます。

その際に、今の事業をどう捉えるのかということが非常に大切だと思います。

例えば整骨院経営を行った際に、損益分岐点、その後の推移するバランス、衰退が始まるまでの期間などを予測して次の事業、そしてその次の事業へとぶつけていくことがベストです。

その時に重要視されることが「事業売却(M&A)」です。

事業が成熟し、衰退が始まりそうな時にこそ、この「事業売却(M&A)」を視野に入れてみてください。

同時に次の事業を立ち上げてください。

この流れによってあなたが関わる事業は永続的に繁栄するでしょう。

整骨院経営も同様に調子の良い時期に「売却」することは非常に有効的な選択肢です。

ここに記したように、「経営者になる」とはどういうこかを常に考えて行く必要が「整骨院」を開業する上では重要になってきます。