これからの整骨院業界の5年後を予測する

整骨院経営で福利厚生が整っていないところに人は集まらない

これからは小規模での治療院経営と、大手企業のボランティア整骨院が主流となるでしょう。

これが時代の流れであるならば、その流れに沿って経営を行うのが基本なので、今すぐ「シフトチェンジ」をしていく必要があります。

ここ近年の養成校の就職は「整形外科」に向く傾向にあるようです。

その背景は、

「福利厚生」の充実と、「勤務時間」におけるメリットが整骨院に比べて高い

といった理由のようです。

こうなってくると、整骨院では資格保持者の獲得が非常に困難になります。

ただでさえ、業界的に思わしくない方向へ進んでいる上に、スタッフの確保まで困難になっていきます。

今でも、スタッフの雇用が最大の問題だという整骨院をよく見かけます。

確保を確実にしていくためには、大病院などの「整形外科」と少なくとも同レベルの福利厚生が必要になってきます。

すると、人件費のコストが高まり利益を逼迫します。

大企業であれば、その経費を補助金などで賄っていくことが可能ですが、中小企業以下であればひとたまりもないでしょう。

>次のページ:これからの5年間で整骨院経営者がすべきこと