整骨院・鍼灸院をしている方なら誰もが知っている脳と皮膚の成り立ち

整骨院や鍼灸院を経営する院長先生はもちろんご存知のことかと思います。
患者さんとのコミュニケーションやちょっとした会話のなかに、下記のお話を付け加えるととても

良い時間

を提供できるのではないでしょうか?

整骨院、鍼灸院では、患者の皮膚に触れることが数多くあります。
マッサージなどを施すとき、皮膚同士がふれあい、気持ちがいい、心地がいいという感覚があるのも、この仕事が

無くならない

一つの理由でしょう。

さて、皮膚は私たちの外壁を守るものです。
異物の侵入を防ぎ、吸収、排泄、体温調節などの複雑な生理作用を行うのが皮膚です。
成人男性の皮膚は2平方メートル、3キロほどの重さがあります。
この皮膚の起源は

脳と同じところから発生

しています。
これは受精卵というところからのお話になりますので昔の教科書を広げていただけるとわかると思います。

簡単には細胞分裂の過程で脳と同じエリアから皮膚も生まれてきているということになります。
この状態をわかりやすく例を挙げると、ストレスがたまると肌荒れが起きたりするのも、精神状態の不安定さが脳への影響を与え、それが肌に反映されている状況と言えます。

また、人の皮膚には脳内物質である、セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなどを受け取る受容器も存在します。
セロトニンは幸せや癒しを、ドーパミンは快感や意欲を、アドレナリンは活動的にしてくれるなどの作用があることを考えると、

肌から脳をコントロールすることも可能

と言えると思います。

脳への薬によって、この脳内物質のコントロールをしようとすると、一時的には作用しても、薬の力がないとなかなか分泌しない状態になってしまったりするなど悪い方向に行くばかりか、皮膚の役割を置き去りにしているようにも思えます。

脳を活性化したいのであれば、鍼灸、マッサージ、土いじり、などなどの皮膚に刺激を与えつつ、脳のコントロールをするような方法を取ることも視野に入れる必要があると思います。
何かの日頃の役に立つことがあれば幸いです。
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