整骨院を開業するなら柔道整復師が考えなければいけないこと

整骨院を開業するなら柔道整復師が考えなければいけないこと

これからの整骨院業界を考えた上で、柔道整復師が開業をする時に重要になってくる考え方があります。

それは

「整骨院(接骨院)という名前を使わない」

という考え方です。

何をバカなことを・・・と思われたかもしれません。

柔道整復師である以上、「整骨院」や「接骨院」という看板を掲げて開業することは当たり前のことです。

そのため、使わないなんてありえない・・・と思われたかもしれません。

ところがこれからの整骨院業界を考えれば、「整骨院」、「接骨院」という名前はデメリットになる可能性が高くなっています。

なぜなら

整骨院業界の悪事がバレてきているから

です。

また、

患者の認識として「整体」だろうが「整骨院」だろうが「リラクセーションサロン」だろうが違いがよく分からなくなっていることも

理由の一つです。

「保険」が使えることが唯一の大きなメリットだったものの、その「保険」すら形骸化された世界が訪れる可能性が高まっています(『療養費委任払い制度が使い物にならなくなる日は近い』)。

ある保険組合に至っては、不備が見受けられる対象者を呼び出し、注意を行う組合もあるほどです。

患者からすれば身に覚えのない注意を受けることになります。

上記をまとめると、

・整骨院業界の悪事が各方面に対して明らかになってきている
・患者に対して整骨院の差別化要因がなくなってきている
・保険者からの圧力で整骨院の患者へのイメージが低下している

ということです。

そのため、今はよくても、「整骨院」という看板を掲げて、10年、20年と続けていくことは簡単なことではないでしょう(『これからの整骨院業界の5年後を予測する』)。