患者が整骨院に求めていること
整骨院経営だけではなく、「経営」をする上において「顧客(患者)ニーズ」を考えることが大切なのは言うまでもありません。
整骨院が立地する周囲には、「どのような人が住み」、「どんな性格の人が多く」、「どのような不調が多いのか」という情報を元に、そのニーズに沿った形の施術を選択していく必要があります。
間違ってもあなたが得意とする施術を押し付けてはいけません。
例えば、施術の内容が大半の「筋骨格系」の「不調」に対して改善できる見込みがあるものであれば問題はありません。
しかし、「腰痛」、「肩の痛み」などといった特定の部位に対しての「施術」となれば、「ニーズ」を外した場所に立地をすれば悲惨なことになるでしょう。
日本で唯一の劇的な改善が望めるレベルでない限り集客に困るのは目に見えて明らかです。
また、他の例で言えば、近年の整骨院には、「転位のある骨折」の患者が来院することが少なくなりました。
そのため、「柔道整復師」としては「骨折」や「脱臼」の対応技術を高めたいところですが、一種の自己満足に終わる可能性が高いでしょう。
「柔道整復師」として最も大切なのは、
自分の技術で患者を楽にし、不調を改善へと導くことができるか
ということです。
この事実をはき違えてしまえば、あなたがやっているのは自己満足に過ぎません。
一昔前の「整形外科」がまだ巷に存在しなかったときは、「骨折」や「脱臼」をした「患者」が整骨院を訪れることは日常茶飯事でした。
しかし現在では、「整形外科」が普及し、整骨院も乱立したことによって、整骨院に重度の「外傷患者」、「骨折」や「脱臼」の患者はほとんど来院しなくなりました。
それにも関わらず、「骨折」や「脱臼」にこだわりすぎていることは、経営的に考えれば「ナンセンス」でしょう。
もちろん地域によっては、「骨折」などの「患者」が来院する整骨院はあるでしょう。
しかし主要都市部の整骨院にはまず来院しません。
仮に「不全骨折で激痛が走っている」といったお手軽に訪れる患者が来院したとしても、「骨折」の恐れがあるため「整形外科」を紹介すれば、そのあと整骨院に通院することはないでしょう。
整骨院も昔のような経営方法では非常に難しい時代に入っています。
それに加えて国の方針転換の可能性さえ垣間見えてきており、何らかの具体的な案がなければ次々と廃業していく整骨院が増えていくでしょう(『これからの整骨院業界の5年後を予測する』)。
現在に何らかの改善点を加えていきたいのに、具体的な方法が思い浮かばない方は弊社までご相談ください。
弊社のコンサルタントである大竹一彰は、柔道整復師の国家資格取得後3か月で整骨院を開業し、わずか2年で単店舗当たりの売上全国1%以内、1日平均来院数100人前後(施術者2名)にまで育て上げ3店舗の運営を行った後、事業売却(M&A)を行い複数の事業を立ち上げながら整骨院専門の経営コンサルタントとして活動しています。
弊社への問合せの流れとしては、実際の店舗を見なければどうしても具体的には申し上げにくいことから、まずは初回無料コンサルティングを受けることをおススメします(別途:交通費が発生します【東京都内は無料】)。
開業前の方は都合の良い場所を調整し、面談をする形をとります。
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