昔ながらの施術がいつも正しいわけではない ~現代人の身体にあった施術法とは~

 

昔ながらの施術がいつも正しいわけではない

整骨院での施術に関して、素晴らしい治療家先生の施術を学ぶことは非常に大切なことです。

しかし、100年前の「手技療法」が現代人にも同じ効果が出るのかというとハテナマークがつくと思います。

それは「時代背景」や「環境」が異なり、人間の身体も大きく変化してきています。

自分のこと(柔道整復師)を知るという意味では大切なことかもしれませんが、今の時代には今の時代にあった施術を模索し、探し出す必要があるでしょう。

現代人の身体にあった施術法とは

それでは、現代人の身体にあった施術法とはどのような方法なのでしょうか。

そのためには、まず現代人の身体の特徴を考えていく必要があります。

私なりの判断では、

ストレス社会にさらされている肉体や精神はストレスに対しての免疫力が高まり、様々なことに対して適応する能力が上がっている

と思います。

しかし同時に、

細かな敏感な部分を感じ取る能力は乏しくなってきている

と感じます。

細かいことを気にしすぎていては、ストレスに耐えられないのかもしれませんね。

これらの特徴を捉えながら、患者様に施術していく必要があるのではないでしょう。

ストレスをたくさん受けている体に対して、そのストレスを打ち負かすくらいの好ストレスを与えればよくなるような気がします。

酸化している体にはアルカリ性の何かを使い中和させるようなイメージです。

対極のストレスを与えて中和するだけで怪我を含む病気は良くなっていくのではないかと考えています。

実際に整骨院経営時代にやっていた施術で、そういった逆説的な好ストレスを患者に与える施術は、激的な改善を引き起こす経験を何度もしました。

身体が鈍感になってしまっている現代人には、ある程度の刺激を与えてやらないと反応しないのではないかと思います。

少し概念的な話にはなってしまいましたが、これからもっと具体的な症状に対しての施術法をどんどん公開していきたいと思います。