整骨院を経営するなら患者の身体を立体的に捉えよ
柔道整復師だけでなく、鍼灸師やマッサージ師などは特に、各部位を立体的に捉えなければ、状況把握をすることが困難です。
その結果、施術が上手くいかないケースが増えてしまいます。
さらに言えば、
立体的に捉えた上で隣接する部位とのつながりを考えながら施術することが大切
です。
手技においてよく言われる危険は、
症状が出ている部分ばかりに目が行き、患部を治療しただけで治療をした気になってしまうこと
です。
患部ばかりを見ていると根本的な所に目が行きません。
実際に患部を触れることはあっても、目線は遠くを、触れている感覚は体の中を動かすような感覚で触れなければ根本的な原因は見えてきません。
ふんわりと、患者の内部から、治療するイメージをもっていると、治療のヒントがもらえることがあります。
また別の言い方をすれば、
身体を立体的に捉えることは、触れている部分は平面でも、筋肉や骨ではなくさらにそれ以上の深い部分とやりとりする感覚で施術する
ということです。