これらかの柔道整復師は固定概念に縛られてはいけない
-五十嵐先生が柔道整復師を目指そうと思ったきっかけを教えてください
私が柔道整復師を目指そうと思ったのは高校に通っていた頃です。
小学生からサッカーをずっとやってきていたのですが、高校時代は故障に悩まされ続けていました。
そんな中で、柔道整復師の先生に大変お世話になって、自分のその先生と同じようにアスリートのサポートをしていきたいなと思ったのがきっかけでした。
-現在の整骨院業界についてどう思いますか。
素晴らしい先生方をたくさん知っていますが、大半の先生方は医学的知識も資格も必要のないような施術をしているとう印象があります。
国家資格者がマッサージをしているというイメージです。
その原因は、固定概念に縛られてしまっている人が多いからだと感じています。
それを証拠に、学んでもいない治療方法を否定したり、自分の職場である院内だけを勉強の場と捉えた自ら壁を創ってしまっている人が多いですね。
柔道整復師として資格をとったからには整骨院業界の固定概念にとらわれるのはもったいないことですよね。
-こらからの整骨院業界を生き抜いていくためには、どのような整骨院を創る必要があるとお考えでしょうか。
これからの整骨院業界を考えれば、保険適用の施術がなくなっていく、あるいは実質的に行えなくなる可能性が高いですよね。
すると、小手先だけの技術で営業しているような整骨院は真っ先に消えていくでしょうね。
そのため、そんな時代が来るまでに確かな技術を身に着けておく必要があるでしょう。
しかし、確かな技術はあくまで大前提です。
技術力があることは大前提で、良いモノを良いと伝えるだけの能力も必要になってきます。
簡単に言えば「営業力」というやつでしょうね。
情報がたくさんあるだけに、待っていては簡単に埋もれてしまう時代になりました。
これは何も整骨院業界だけの問題ではないので必ず何らかの対策が必要になってくるでしょうね。