メーカーの回し者になっているのが整骨院の現状
さらに、機械が施術のポイントになるのであれば、それは機械さえ買えば誰にでもできることと同義なので、経営的に考えても独自性のかけらもありません。
結局は大手が参入し、価格競争に負けるか、新しい機械が販売されブームが去っていくかのいづれかで終わりを告げるでしょう。
その時に投資回収できていれば御の字で、利益を出せるような企業はよっぽど参入が早かった人たちだけでしょう。
当然ながら医療機器の進化は目を見張るものなので、素晴らしい効果が実現されるものも存在していると思います。
しかしあくまで、柔道整復師や鍼灸師の存在意義は手技の技術を保持していることです。
少なくとも機械の使い方や仕組みについて、メーカーの人間の方が詳しいという現状は不可思議としか言いようがないでしょう。
現在の大半の整骨院は、メーカーが説明している内容を患者に説明しているだけにすぎません。
そんな状況を続けていれば整骨院の存在意義はなくなっていき、単なるスピーカーとしての機能でしかなくなり、そのスピーカー機能も既に失われつつある現状を生み出しています。
設備投資は現実的な面をみても得策と言えるポイントはない上、今後の経営を考えた上でも得策と言える要素は見当たりません。
整骨院経営を考えるのであれば、設備投資に対しては慎重に考えることをおススメ致します。
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