整骨院の経営は慰安か治療か目的はどちらか

整骨院の経営は慰安か治療か目的はどちらか

整骨院業界が「治療」する場所から「慰安」の場所に変わり始めて20年近く経つでしょうか。

整形外科が、まだそれほど街に存在しなかった時代に、整骨院業界は、「骨折」、「脱臼」、「捻挫」、「打撲」、「挫傷」の「応急処置」や、その後の「後療法」を担っていました。

現在では、大半の「治療」を「整形外科」で手術を中心に行っていますが、過去には手術が必要な怪我や故障でも「保存療法」で治していく時代がありました。

しかし「整形外科」が増加するにつれ、整骨院業界からそういった職人と呼べるような技術をもった治療家が徐々に減ってきています。

それにも関わらず、「整骨院」や「接骨院」、「鍼灸院」は増え続けていることを考えれば、単純に慰安目的の整骨院が増えてきていることを意味しています。

リラクセーション系のサロンと異なる点で言えば、国家資格を持っているか否かでしかなくなってきています。

その結果「外傷」を負った「患者」は「整形外科」に大半が流れているため、整骨院本来の仕事が減ってきてしまっています。

そこに来て店舗数が増えてしまっているため、保険を適応させて「慢性疾患」を施術するようになり、「保険を使うことができるマッサージ屋」と認識されるようになっています。

これでは何のために「柔道整復師」になっているのか分からない状況です。

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