物販しても売れないのが現実
整骨院の経営で自費を稼ぐという一貫として、物販を進めるコンサルタントがいます。
しかし、そのコンサルタントは
「整骨院を経営して、物販を行い成功させたことがある」
経験を実際にしたコンサルタントでしょうか?
100%違うと思います。
「整骨院経営.com」をご覧になっているのは、整骨院オーナーまたは整骨院に勤務されている先生かとお思いますが、整骨院を経営したこともないコンサルタントと称する人間の言うことを聞いてしまうのはなぜでしょうか?
営業に来るということは、第一義はあなたのためではありません。
基本的に自分の肥やしになる方向に考えています。
こういったコンサルタントの物販の話は90%はうまくいきません。
一見、物販をすれば客単価を増やしたり、商品のリピートによって飛び道具的に売上を伸ばすことができそうな気がします。
しかし、売れずに在庫を抱えるのがオチです。
在庫を抱えたところでいつか売れればいいと思ってしまいそうですが、在庫を抱える恐怖は、それはそれで商品販売を本気でやってきた人にしか理解できません。
ここに関しては少し話がそれるのでまたの機会に。
話を戻して、物販を勧めるコンサルタントに出会ったとして、信頼できるかどうかの一つの判断基準があります。
それは、
「整骨院を経営したことがあり、物販を取り入れて成功させたことがある(物販で1日5万円以上売り上げ)」
といったことを自分で実現した物販コンサルタントなら話を聞いてみる価値があると思います。
しかし、物販会社の営業マンがコンサルタントを名乗っているケースが大半です。
整骨院の「せ」の字も知らない人達です。
整骨院の物販がうまく行かない理由
整骨院での物販がなかなかうまくいかないのは、2つの大きな理由があります。
それは、
1.単価の低い物しか売れないが、安価な物を売ったところで売上(利益)につながらない
2.単価が低い商売のお客様に高額なものが簡単には売れない
という2つの理由が存在します。
整骨院がドラッグストアのように誰でも入ってくるような場所であれば話は別かもしれません。
しかし、1日40名前後の出入りしかない所で、なおかつ数百円しか支払ったことがない場所に、数万円の物を営業かけられたところでまったく響くはずがありません。
むしろ売りつけられたと感じた患者様が反対に来院しなくなってしまうリスクの方が怖いです。
こういった二次的マイナス要因も発生することからやめた方が無難でしょう。
物販を行っても採算がとれるような整骨院は、
1日100名以上来院し、ベッドが8台ほどあって施術者も5名以上いるような大きな整骨院
ぐらいしかありません。
またネットで販売する等を営業するコンサルタントもいると思いますがまずやめてください。
ネットで販売することもそんなに簡単な話ではありません。
そんな中でも仮に物販をするぐらい商品力のある製品を作れたのであれば、何も整骨院の経営の延長線上で考える必要はありません。
物販での夢を追いかけるのであれば、いっそのこと店舗を事業売却するという考え方を持つことをおススメ致します。
5年あれば1億円ぐらいの粗利を手に入れることができます。
詳しく知りたい方は弊社LINEアカウントまでごご連絡ください。