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私の野球肩・野球肘の過去の診断状況

社会人野球の道に進んでから野球にかかわって、良い経験をすることはほとんどなかったのですが、一つだけ今の自分を形作る上で大きなでき事がありました。

1年目の肘の痛みから引退するまで、肩や肘のケアを、チームの専属トレーナーに毎日毎日してもらっていたことです。

医療の現場を経験した今では、彼らの足りない点などがたくさん見えてきてしまいますが、私に携わってくれた方々はとにかく一生懸命に取り組んでくれていました。

彼らの懸命な取り組みには、ただただ感謝の念でいっぱいです。

ここで私が体験した肩・肘の故障について詳しく説明しておきたいと思います。

肘関節の故障に関しては、後方からやや内側の痛みが発生していました。

肘の権威と称される医師に診察をしてもらいました。

X線、MRIほかステロイド注射などを使用して徹底的に検査したのですが、原因は不明でした。

その後「骨シンチ」という血中内に造影剤を投与してのX線撮影によりやっと症状が判明しました。

その原因とは、

尺骨の肘頭が上腕骨に衝突することでの骨膜炎

でした。

当時は、まだ19歳だったこともあり、炎症が止まるまでの投球禁止、及び約半年の投球禁止令が出ました。

その結果、1年間にも及ぶ投球禁止を経た後、意気揚々と投球を開始してすぐに右肩関節の痛みが発生しました。

肩の外旋時に痛みが強く出るという野球肩の典型的症状でした。

筋力低下も顕著に認められました。

この肩関節の痛みにおいては、以下のありとあらゆる治療を行いました。

・「ムービングXray」での関節造影による関節包の癒着を取る治療
・リハビリ入院による徹底的な症状改善
・保存療法 などなど・・・

しかし症状はほとんど変わらず、最終的に手術を選択しました。

手術の結果は、

棘上筋関節面断裂、関節唇不全断裂、随意性肩脱臼

と診断を受けました。

そのため関節唇と棘上筋のデブリードマンを行い関節内部のささくれ状の組織のクリーニングを行いました。

その結果、関節の可動域の向上、疼痛の緩和が見られたため、約6ヶ月のリハビリを経て、投球開始しました。

そして順調にブルペンでの投球も開始し、試合復帰を果たすことができました。

すこし話はそれてしまいますが、肩、肘関節の故障を経験した今だからこそ言えることですが、リハビリの大切さを痛感しています。

どれほどOPEがうまくいったとしても、リハビリをおろそかにすると復帰は絶望的です。

現代の柔道整復師、鍼灸師は

軟部組織損傷のスペシャリスト

でなければなりません。

骨折、脱臼に関しての応急処置はもちろんですが、

軟部組織損傷や、手術後の回復の促進をどれだけできるか

が重要となっています。

柔道整復師や鍼灸師にも幅広い知識が求められるようになってきています。

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